not と never の違い
日常会話の中で、ものごとを否定する場面でよく使うのは「not」.
しかし、同じ否定するための表現ですが、あることを比較的強いニュアンスで表す言葉が「never」です。
今回は、この2つの単語の違いについて、整理してみました。
1)not:まだ~していない
まず先に、よく使っている not についての復習です。
not は、「まだ~していない」という意味を表わし、「完了」を否定するために使います。(have not = haven't)
I haven't finished dinner yet.
私はまだ夕食を食べ終えていません。
そしてまた、「ずっと~していない」と「継続」を否定したいときにも not
を使います。
I have not seen her this week.
今週、私は彼女を見かけていません。
2)never:1度も~したことがない
次に never について。
never は、「~したことがないんです」と経験したことがないことを伝えるときに使われる型です。
I've never ~
1度も~したことがありません。
生まれたとき (過去の一点) から現在に至るまで、一度もその経験がないということなので、現在完了形を使って表現します。
現在完了形とは have + [過去分詞] です。
また、I've は I have の短縮形です。
I've never eaten this.
これを食べたことは一度もありません。
I've never met him before.
まだ彼に会ったことがない。
3)not と never の違いは?
もうお分かりですね。
「完了」を否定する場合や「継続」を否定するときに使う not に対して、「1度も~したことがない」と [経験] を否定したいときには never を使います。
I've never been here before.
以前、ここに来たことは一度もありません。
Never had it happened before.
今までこんなことはありませんでした。
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